梅雨が明けて、虫が主役の季節、夏になりました。
いつもならば7月中旬ごろまでいるヌカカが
梅雨明けと共にすっかりいなくなり、
快適に屋外を歩けるようになりました!
(ただし、とても暑いです)
ネイチャーセンターから見える鳥はとても少ないですが、
屋外を散策するとたくさんの昆虫に出会えて、
とても楽しいです。
今年初めてミヤマクワガタに出会いました。
涼しい森を好むクワガタですが、
なぜ30度越えの園内にいるのか不思議。
今年も出会えてうれしいです。
手に乗せるとこんな感じです。
体長は62mmくらい。
それほど大きくはありませんが、
大あごと頭の耳状突起が立派なカッコいいオスでした。
ノコギリクワガタもいました。
先日見つけた個体よりもやや小さく、
黒味が強い個体でした。
普段は雑魚キャラ扱いのコクワガタですが、
カナブンが相手なら負けません。
このブログで毎度おなじみのヒラタクワガタ、
洞のヌシは今日も健在です。
このオスは、洞にメスを2匹も招き入れています。
この夏、園内で最大最強のヒラタクワガタです。
他の昆虫を圧倒するオオスズメバチも、
このヌシとの戦いは避けます。
これで、クワガタのメンバーは出揃いました。
あとはカブトムシの登場が楽しみですね。
※園内でカブトムシやクワガタムシを見つけても、
捕まえないでね!
カナブンに噛みつきまくって追い払い、
樹液を独り占めしようとしているコガタスズメバチ。
その上では、カナブン同士が張り手の応酬で戦っていました。
鉄壁の装甲で身を固めたオオゾウムシも、
今年初めて見ました。
次々と園内の樹木を枯らしてしまう困った虫、
シロスジカミキリもいました。
元気な姿で確認できたのは、今年初めてです。
夕方に館内に侵入したハチを捕獲したところ、
モンスズメバチでした。
園内ではあまり見かけない珍客です。
体長は23mmくらい。
それほど大きなハチではありませんが、
さすがはスズメバチの一族です。
カメラを向けると片脚を持ち上げて威嚇してきます。
気合入ってます!
今日の鳥の様子。
すっかり大きく育ったカルガモのヒナたち。
近頃はこのヒナ7羽の親子を中心に、
ヒナ2羽、6羽の計3組の親子が現れています。
このほか、今日新たに幼いヒナを3羽くらい連れた親子が
500m先の半島付近で来つかりました。今後が楽しみです。
今年は過去に例を見ないほどカイツブリの繁殖状況が悪いです。
現在、ネイチャーセンターから確認できる巣はこの1か所だけです。
この巣の子育てが成功することを期待しています。