2024年10月25日金曜日

オオジュリンとオオハクチョウ到着!

本日行いました鳥類標識調査で、
今季初めてオオジュリンを捕獲しました。
昨年は10/8が初認だったので、2週間以上遅いです。

今季初認のオオジュリン雌・成鳥。










頭頂羽の根元が黒くないのが雌の特徴です。









そして、こちらがオオジュリン雄・幼鳥。
正面顔は雌とほとんど変わりません。



しかし、頭頂羽をちょっとかき分けると、
羽の根元が黒いことが分かります。
春が近づくにつれて羽の先端がすり減り、
根元の黒い部分が表に出てくるので、
春になると雄は頭が黒くなります。

今日の鳥類標識調査結果:
・ノゴマ    14羽
・オオジュリン 5羽(今季初認)
・コヨシキリ  2羽
・セッカ    Rp1羽(10/13に標識された個体)
以上、4種・22羽。うち再捕獲1羽でした。


今朝の風景。ネイチャーセンター前に
コハクチョウが集まるようになりました。
11月から土日祝日は7:00開館となるので、
開館一番に入館された方は、この風景をご覧頂けます。
6:29撮影。















安来の田んぼへ採食に向かうコハクチョウたち。
7:18撮影。















その一方で、
南西や北西から飛来する群れも多くいました。
南西から飛来したものは、
安来の湛水田を目当てに飛来したけれども、
まだ水が張られていないので、
仕方なくこちらにやってきたのかな?

北西から飛来した群れは、
大陸から直接渡ってきたのかな?

つばさ池に着水する群れ。7:22撮影。















上空を旋回して降りる場所を探すコハクチョウ。
7:24撮影。















お昼は素晴らしい秋晴れとなりました。
昨日に続いて今日もコハクチョウが多数園内に居残り、
お客様に喜ばれました。
13:04撮影。















マガン半島でお昼寝中のコハクチョウ。
13:07撮影。















カモ島周辺でくつろぐコブハクチョウ(上の2羽)
とコハクチョウ。
近頃、園内にコブハクチョウが4羽いるのですが、
コハクチョウを攻撃しないので平和です。
この平和が続くことを期待します。
13:09撮影。
















つばさ池を広く覆っていた藻は少しずつ衰退してきて、
これまで藻を避けていたカモたちが
藻が茂る領域に進出してきました。
オカヨシガモやヒドリガモ、オオバンなどが
この藻を食べるようになったので、
その調子で藻の撤去に貢献してくれることを
期待しています。

13:18撮影。














今朝は、コハクチョウ402羽、オオハクチョウ1羽、
マガン10羽、ヒシクイ18羽を確認しました。
オオハクチョウは今季初認です。
コハクチョウが順調に増加中です。

(きりぎりす)