2022年7月21日木曜日

南国の迷蝶、リュウキュウムラサキがいた!

昨日14時ごろ、園内の様子を見回っていてメダカ池の横の園路を歩いていたところ、頭上を滑空するチョウが目にとまりました。大きさや飛び方から、ゴマダラチョウかな?と思ったのですが、翅の上面に大きな4つの白斑がはっきり見えました。リュウキュウムラサキのオスでした。

主に南西諸島で見られる南国のチョウで、鳥取県西部では初記録と思われます。


あわててカメラと捕虫網を取りに行き、現場に戻ると、園路沿いの樹木の葉先にじっととまっていました。証拠写真が捕れました!










翅の表が美しいチョウなのですが、高いところにばかりとまり、翅を閉じてばかりいたので、翅を開いた姿は撮影できませんでした。残念。













複眼が市松模様なのが面白いです。脚が4本しか見えませんが、前脚がきれいに折りたたまれて見えないだけで、ちゃんと6本あります。タテハチョウによく見られるとまり方です。


証拠写真が撮れたので、今度は標本に残すために採集に挑戦。しかし、微妙に網が届かない高さにとまっています。

やがて飛び立ち、ゆったりと滑空を交えながら園路上を飛びましたが、これまた微妙に網が届かない高さでした。園路の奥まで網を構えて追いかけましたが、振り切られてしまいました。とても暑い中だったので、サウナに入ったかのように汗だくになりました。

しかし、この個体はメダカ池の横の園路沿いが気に入っていたらしく、その付近を飛び回っては樹木の葉先にとまることを繰り返していました。しばらくしたら、また第1発見の場所に戻ってくるかもしれない、と思いました。

そこで、15時ごろに再度園路を歩いて探してみると、期待どおり、第一発見の場所でじっととまっていました。そして、捕獲に成功しました。


捕まえたリュウキュウムラサキを白い紙の上を歩かせたところ、時々翅を開いてくれました。写真では地味に写ってしまいましたが、実際に見ると黒い地色には藍色の光沢があり、後翅の白斑が青色を帯びていて美しいです。











現在、ネイチャーセンターは改修工事中で、窓の外は足場に囲まれ、鳥はとても少なく、野鳥観察には厳しい状態なのですが、屋外を歩くと様々な昆虫がいて楽しいです。そしてこんな素敵な出会いにも恵まれました。鳥がいない時期は、鳥以外の生き物観察も楽しめるのが、米子水鳥公園のいいところです。

ところで、なぜ南西諸島のチョウが米子に現れたのでしょう?

先日の大雨をもたらした低気圧に乗って、南方から飛ばされて来たのかな?

もしかしたら、この個体のほかにも山陰地方に迷入しているリュウキュウムラサキがいるかもしれませんね。

(きりぎりす)

2022年7月14日木曜日

ネイチャーセンターの工事はじまる

7/11(月)から、ネイチャーセンターの周りに足場を組む工事が始まりました。

7/14撮影











これから9月下旬まで、ネイチャーセンター外壁の修繕工事が行われる予定です。

この間、野鳥観察に不便が生じるかもしれません。

申し訳ございませんが、宜しくお願い申し上げます。

(きりぎりす)

2022年7月13日水曜日

夏の主役ようやく現る

今年はなかなか姿が見られないな、と思っていたカブトムシが、7/11からようやく姿が見られるようになりました。昨年は6/26に初確認されているので、15日も遅れています。

7/13に見つけた、今年2匹目のカブトムシ。

1匹目は7/11に確認されたメスでした。

















やや小ぶりなオスでした。
今のところ数が少ないし、サイズも小さめです。










また、いつもはカナブンよりもはるかに多いシロテンハナムグリがとても少ないのが気になります。今年の夏は、虫の様子がちょっと変です。

16日と18日に開催する「虫捕りトラップで昆虫採集!」では、主に樹液に集まる昆虫を調べるので、昨年との結果の比較が興味深いです。


(きりぎりす)

2022年7月7日木曜日

上半期の草刈り完了!

今日は週に一度の草刈りの日です。

保護区内の水辺の草をきれいに刈り払い、夏休みを迎える準備を整えます。
















職員5人がかりで作業をして、思ったよりも早く刈り終わりました。これで上半期の草刈りは終了です。次は9月から10月にかけて草刈りをして、冬鳥の飛来に備えます。

引き続き、メダカ池に茂ったヨシも片づけました。これも夏休みを迎える前に重要な作業です。

作業前の風景。

























作業後の風景。(作業に熱中しすぎて作業風景の写真を撮り忘れました)
























久しぶりに水面が広くなりました。これでトンボが喜んでやってきてくれるかな?














今週末は子どもラムサールクラブで水生生物の観察を行うので、このさっぱりとしたメダカ池でどんな生き物が見つかるか、楽しみです。

(きりぎりす)

2022年7月3日日曜日

スロープ常設展示の生き物写真を更新しました!

ネイチャーセンターの1階と2階をつなぐスロープの壁面には、園内の生き物写真を常設展示しています。季節に応じて見られる生き物が変わるので、スロープ展示もそれに合わせて入れ替えています。

本日、スロープの写真を春の生き物から夏の生き物に入れ替えました。ご来館の際にはスロープを歩いて頂きまして、今が旬な生き物の写真鑑賞もお楽しみいただけたら幸いです。

















(きりぎりす)

残念なお知らせ

残念なお知らせです。

本日、久しぶりに雨が降った後、ヌカカが復活しました。

ご来園の際にはご用心ください。

(きりぎりす)


2022年7月2日土曜日

虫が主役の季節到来!

梅雨が明けて、虫が主役の季節、夏になりました。

いつもならば7月中旬ごろまでいるヌカカが
梅雨明けと共にすっかりいなくなり、
快適に屋外を歩けるようになりました!
(ただし、とても暑いです)

ネイチャーセンターから見える鳥はとても少ないですが、
屋外を散策するとたくさんの昆虫に出会えて、
とても楽しいです。


今年初めてミヤマクワガタに出会いました。
涼しい森を好むクワガタですが、
なぜ30度越えの園内にいるのか不思議。
今年も出会えてうれしいです。

























手に乗せるとこんな感じです。
体長は62mmくらい。
それほど大きくはありませんが、
大あごと頭の耳状突起が立派なカッコいいオスでした。






































ノコギリクワガタもいました。
先日見つけた個体よりもやや小さく、
黒味が強い個体でした。
















































普段は雑魚キャラ扱いのコクワガタですが、
カナブンが相手なら負けません。

















このブログで毎度おなじみのヒラタクワガタ、
洞のヌシは今日も健在です。
このオスは、洞にメスを2匹も招き入れています。
この夏、園内で最大最強のヒラタクワガタです。
他の昆虫を圧倒するオオスズメバチも、
このヌシとの戦いは避けます。



これで、クワガタのメンバーは出揃いました。
あとはカブトムシの登場が楽しみですね。

※園内でカブトムシやクワガタムシを見つけても、
捕まえないでね!


カナブンに噛みつきまくって追い払い、
樹液を独り占めしようとしているコガタスズメバチ。
その上では、カナブン同士が張り手の応酬で戦っていました。
















鉄壁の装甲で身を固めたオオゾウムシも、
今年初めて見ました。



















次々と園内の樹木を枯らしてしまう困った虫、
シロスジカミキリもいました。
元気な姿で確認できたのは、今年初めてです。



























夕方に館内に侵入したハチを捕獲したところ、
モンスズメバチでした。
園内ではあまり見かけない珍客です。

体長は23mmくらい。














それほど大きなハチではありませんが、
さすがはスズメバチの一族です。
カメラを向けると片脚を持ち上げて威嚇してきます。
気合入ってます!















今日の鳥の様子。
すっかり大きく育ったカルガモのヒナたち。
近頃はこのヒナ7羽の親子を中心に、
ヒナ2羽、6羽の計3組の親子が現れています。















このほか、今日新たに幼いヒナを3羽くらい連れた親子が
500m先の半島付近で来つかりました。今後が楽しみです。


今年は過去に例を見ないほどカイツブリの繁殖状況が悪いです。
現在、ネイチャーセンターから確認できる巣はこの1か所だけです。
この巣の子育てが成功することを期待しています。















(きりぎりす)