2020年5月5日火曜日

美しいヨシガモが目の前にやってきた!

今日もっとも驚いたのは、完全な生殖羽のヨシガモが
ネイチャーセンターの目の前にやって来たことです。

ヨシガモはなかなか前浜に来てくれないカモで、
稀に来てくれても、エクリプスかメス、
生殖羽のオスでも、
色あせて擦れてさび色に汚れた個体ばかりでした。
今回は、長く伸びた三列風切が揃っていて、
羽毛も汚れていない、大変美しいオスが2羽、
前浜にやってきてくれました。

こんなに美しいカモなのに、
2月に開催したカモ総選挙2020では、
候補種20種中、17位という残念な結果でした。
これまでにネイチャーセンターの近くに
やって来なかったので、
綺麗な写真がなかったことが大きな要因と
思われます。

もう1種、なかなか前浜に来ないカモが
近くに来てくれました。
スズガモの生殖羽のオスです。

ホシハジロのオスとすれ違う、
美しい生殖羽のスズガモのオス(左手前)。
こちらもヨシガモ同様、美しいオスは
これまで前浜に殆ど寄ってきませんでした。
それなのに、カモ総選挙2020では
当選ライン内の11位という好結果でした。
選挙ポスターの写真の印象が良かったようです。














普段、水辺の茂みに隠れてばかりいるタシギが、
今日は頻繁に丸見えの場所にやってきました。
前浜の杭の先にとまったタシギ。
ずんぐりむっくりの体形と細長い嘴、
つぶらな目と複雑で美しい模様が可愛い鳥です。














とってもラブラブなキジバトのつがい。
互いの羽を繕い合う様子はよく見かけますが、
今回は互いに嘴を絡め合い、
片方がもう片方の口に嘴を突っ込んでいました。
ピジョンミルクの求愛給餌??














いい声が聞こえると思ったら、
イソヒヨドリのオスがいました。
昨年生まれですが、越冬中に一皮むけて?
美しい青い鳥に変身していました。














セイタカシギはメス1羽になっていました。
ツルシギは5羽いて、ほぼ真っ黒な個体ばかりです。














このほか、シギ・チドリ類は、
コチドリ1羽、ウズラシギ2羽、タカブシギ1羽、
アオアシシシギ2羽、コアオアシシギ1羽、
イソシギ1羽がいました。


※吉田さん情報:
5月2日から姿が見えなくなったコハクチョウの吉田さんは、
5月4日の12:00頃、中海の南岸・伯太川河口にいるのを確認しました。
元気にいつもの場所に戻っていて安心しました。
また来年の春に会いましょう!
なお、コブハクチョウのてっちゃんはその後姿を見せず、
伯太川河口にもいませんでした。
吉田さんとの番い関係はどうなったのかな?

(きりぎりす)