ネイチャーセンターのエントランスホールに設置している、
水鳥公園や中海の水生生物展示コーナー。
この中でも、さりげなく事件が起こっています。
注目は、右から3つ目の「中海の生き物水槽」です。
いつもどおり、開館と同時にエサを与えようと水槽を見てみると、
いつも中央に陣取っている大きなタテジマイソギンチャクが
真横に折れ曲がっていました。
永くいるので、ついに死んでしまったのか、と思ったら、
なんとスジエビを食べているではありませんか。
ずっとスジエビと同居させていましたが、
スジエビを食べているのを見たのは初めてです。
もうひとつ、この水槽で気になる生き物がこちら。
アメフラシの一種ではないか、と思うのですが、
正体は謎のままです。体長は約3cm。
いつの間にか、この水槽に住み着いていました。
水槽掃除の際に、中海の水や海藻を入れているので、
その際に入ってきたようです。
そして、謎の卵塊。
誰が産んだものかは不明ですが、
もしかしたら上記のアメフラシの一種?かもしれません。
この水槽は、日々中海の小さな生態系の一端が垣間見えます。
他の水槽は毎日ほとんど変化がありませんが、
中海の生き物水槽はいろいろなことが起こり、とても面白いです。
ご来館の際は、この水槽もぜひ、ご注目ください。
(きりぎりす)