現在、園内では鳥たちが子育て、または子育ての準備に励んでいます。
カルガモ親子は、今日もヒナ8羽を連れて現れました。
一時はネイチャーセンター目の前にもやってきました。
ネイチャーセンター壁面の巣箱で子育て中のスズメ。
これまでは親鳥が巣箱にスッポリ入って
ヒナにエサを与えていましたが、
近頃は浅く巣穴に頭を入れて給餌するようになりました。
よく見ると、巣穴の奥にヒナのくちばしが見えます。
あと数日で巣立ちそうです。
そして、こちらは子育てのための縄張り宣言に
忙しいオオヨシキリ。
よく見ると、右脚に足環があります。
オオヨシキリの再捕獲例は少ないので、
ぜひ足環の番号が知りたいです。
これから水鳥公園の主役になるカイツブリ。
左手に見えるヨシがまばらに生える場所で、
2か所巣を作っていました。
しかし、この2か所は隣接していて、
ご近所トラブルにならないか心配です。
こちらが手前にある、よく見える巣。
そして、こちらは手前の巣からやや右後ろにできていた巣。
水平距離で数メートルしか離れていないように見えるのですが、
お互いに仲良く子育てできるのかな?
鳥たちが子育てに勤しんでいる中で、
心配なことがあります。
近頃、園内にネコが頻繁に現れているのです。
ネイチャーセンター前浜にも頻繁に現れ、
水辺の鳥を狙っています。
はじめは黒白のネコだけでしたが、次々と新たなネコが現れ、
現在は、白黒、黒、暗灰色、明るい茶色のトラ柄、淡灰色の仔猫など、
数頭が居ついています。
野鳥保護区である米子水鳥公園にとって、
ネコは最も居てほしくない生き物です。
カルガモ親子を襲わなければよいのですが…。
(きりぎりす)