2023年3月9日木曜日

コハクチョウ残りわずか!

今朝は出勤時にはすでに多くのコハクチョウが飛び去った後で、26羽しか残っていませんでした。早朝から観察していた方によると、130羽くらいいたそうです。

8:34撮影。
















飛び立つコハクチョウ。
今朝はほとんどが安来方向へ飛び去りました。
8:36撮影。















この冬、ネイチャーセンター前によく現れるハチジョウツグミ。
頭に寝癖があってかわいいです。
9:03撮影。















9:05撮影。















ヘラサギの香川さん(奥)とエムちゃんは、
今朝もネイチャーセンター目の前で夜を明かしていました。
こうしてみると、この2羽はかなり大きさが違います。
これまで香川さんが他の個体と一緒にいても
あまり体格差を感じなかったので、
エムちゃんが特に体が小さな個体のように感じます。
9:05撮影。

















近頃、毎朝上空にアオサギの渡りの群れがやってきます。
今朝もやってきましたが、園内に降りずにそのまま東へ飛び去りました。
9:14撮影。
















今日はネイチャーセンターのそばをハイイロチュウヒが何度か飛びました。この幼鳥はネイチャーセンターの近くで旋回しながらどんどん高度を上げて飛び去ったので、そのまま旅立ったのかもしれません。
10:38撮影。















今日もネイチャーセンター南側のヨシ原にオオジュリンがよく現れました。夢中になってヨシの皮をくちばしで剥がして虫を食べていましたが、このような行動をしている鳥はスズメとオオジュリンしか見たことがありません。他のホオジロ類はもっとくちばしが細いので、ヨシの皮をはぐには力が足りないのかもしれません。スズメとオオジュリンはくちばしに厚みがあるので、力強く皮を剥げるのかな?実際に、かまれると結構痛いです。
13:21撮影。















近頃、シギ類の「ピューイー、キュキュキュ…」などという大きな鳴き声が聞こえるのですが、声の主はクサシギです。シギですが、一年中いるのであまり季節感がありません。
13:28撮影。















今日は、香川さんとエムちゃんを含め、ヘラサギが6羽現れました。うち2羽は赤褐色に汚れていたので中海周辺で越冬していた個体だと思います。香川さんとエムちゃんとは別に、500m先のマガン半島で採食中のこの2羽は羽毛が白く、他地域から渡ってきた個体だと思います。
17:07撮影。















普段、シギ島の木枠の陰でじっとしているタシギたちが、落ち着きなく歩き回っていました。どうしたのかな?
17:12撮影。
















春の渡りの真っ只中で、オナガガモの求愛行動も盛んになっています。旅立つ前につがい相手を見つけなければいけないので、時間切れ寸前で追い込まれているオスたちの必死さが伝わってきます。
1羽のメスに求愛している7羽のオス。
17:14撮影。















メスがオスの本気度を試すために、群がってくるオスから逃げて、オスが追いかけてくる様子を観察しています。
17:15撮影。















17:16撮影。
















試されているオスは必死にメスの後を追い、本気であることをアピールしています。
17:17撮影。















17:17撮影。















夕方にまたネイチャーセンター前に現れたハチジョウツグミ。
頭に寝癖があるので朝の個体と同じだと思います。
一日中寝癖頭ですごしていたようですが、この寝癖はいつ直るのでしょう?
17:25撮影。















水際の砂の中から、次々とゴカイを引っ張り出して食べるハチジョウツグミ。
ネイチャーセンター前によく現れる理由がわかります。
17:25撮影。






























17:30頃からコハクチョウが安来から帰り始めました。今は日没が遅いので、ネイチャーセンターの閉館時間である17:30はまだ明るく、閉館までにコハクチョウが帰ってくることが少ないです。
17:37撮影。















池に降下するコハクチョウのつがい。17:50撮影。
















ネイチャーセンター前に舞い降りたエムちゃん。香川さんよりも活動的です。翼が純白なので、エムちゃんも香川さんと同じく完熟個体ですね。
17:53撮影。















ネイチャーセンターの真上を飛ぶコハクチョウの群れ。
18:01撮影。















螺旋を描きながら次々と降下するコハクチョウ。
18:01撮影。















18:01撮影。















18:01撮影。














18:05までにコハクチョウは134羽いました。安来の湛水田にはもうほとんどコハクチョウがいなくなっているようなので、今、水鳥公園にいるのが中海周辺にいるほぼすべてかもしれません。このくらいの数なら、一晩か二晩で全て旅立ってしまってもおかしくありません。
近年は、3月20日ごろが全てのコハクチョウが渡り終わる目安ですが、今年はもっと早くいなくなってしまうかもしれません。

(きりぎりす)