2025年7月31日木曜日

オオジシギが来ました!

今日は、乗用草刈り機をレンタルして
保護区内の平坦地の草刈りを行いました。
今朝、ウラギクの池で今季初めてジシギ類を発見し、
オオジシギっぽいな、と思っていたのですが、
草刈りで退避してしまい、行方不明になりました。
9:18撮影。












ウラギクの池にいたシギたちが、
シギ島に退避していました。
ソリハシシギ3羽。11:11撮影。















トウネン5羽。他にも2羽いて、
合計7羽確認できました。11:12撮影。













草刈り終了後、
再びウラギクの池にジシギ類が現れたので、
保護区内に入って接近し、同定を試みました。

羽繕いを始めたので、
この後、翼や尾羽を広げてくれることを期待!
16:41撮影。
















期待どおりストレッチを始めたのですが、
わざわざ草の陰に移動してから始めたのが残念。
尾羽も全く見えませんでした。
それでも、次列風切先端に白帯がないので、
タシギではないことが確定です。16:41撮影。















歩いているときに初列風切が大きく突出して見えたので、
一見チュウジシギかと思いましたが、
落ち着いた姿勢ではほとんど突出していませんでした。
また、雨覆にサブターミナルバンドがあることなどから、
オオジシギの幼鳥と判断しました。
そろそろ到着する頃かな、と期待していたので、
今季も確認できてよかったです。17:56撮影。
















最も尾羽がよく見えた瞬間の写真。
肝心な外側尾羽が開いておらず、
ほとんど参考になりませんでした。
17:56撮影。


翼の下面が暗色であることも、
タシギではないことの特徴です。
17:57撮影。















今日はこのほかにもシギ・チドリ類は、
コチドリ4羽、アオアシシギ2羽が確認できました。





7/12を最後に姿が見られなくなっていた
トビモンオオエダシャクの幼虫が、
7/30から再登場しています。
今日も昨日と全く同じ場所で同じポーズでいました。
17:00撮影。















いよいよオオジシギの季節となりました。
今季はこれからどんな旅鳥が
どのくらいの数飛来してくるのか、楽しみです。

(きりぎりす)

2025年7月28日月曜日

前浜整備用の砂を寄贈頂きました

米子水鳥公園友の会から、
ネイチャーセンター前浜に砂を寄贈いただきました。










前浜の砂は日々、波の浸食を受け削られています。
そのまま放置すると、
水鳥たちが休む砂浜がなくなっていしまいます。


冬鳥たちが飛来するまでに、
頂いた砂で前浜を埋め戻す予定です。

(ポタチャン)

2025年7月26日土曜日

「ダンゴムシレース大会」開催中!!

酷暑(38度)の中ですが、
今年も夏休み恒例の「ダンゴムシレース大会2025」が始まりました。

ルールは例年どおり、

① 園内でダンゴムシを捕まえる
➁ ワラジムシは対象外
➂ レースが終わったらダンゴムシは元居た場所に逃がす

となっています。ぜひご参加ください。
展望ホールで実施中です。


また、今週のいつでもできる工作企画は
「オリジナル生き物うちわを作ろう!」(8月1日まで)です。
工作企画は、内容を変えて8月24日まで実施しています。










ポタチャン

※米子水鳥公園は、毎週火曜日が休館日です。

草刈り後にチュウシャクシギ

35度を超える暑い日が続きますが、
米子水鳥公園は二回目の草刈り中です。

不思議なことに、
これまでは鳥影がまばらだったのに、
水辺を刈りこんだ途端、
カルガモやサギたちが集まってきます。

木曜日にウラギクの池の草刈りをしたのですが、
今朝はチュウシャクシギが様子を見に来ていました。

昨日はソリハシシギやトウネンも観察されています。
もう、すでに南への渡りが始まっているのでしょうか。


サギ類やカルガモも増えてきました。
また、昨日小さなヒナを連れたカルガモがいました。
とても小さくてかわいかったです。










ただ、今朝は迷子のカルガモのヒナが1羽いました。
ちょっと心配です。










ポタちゃん

追記 11:30
二時間後、親鳥と合流できているのを確認しました。

2025年7月19日土曜日

クロハラアジサシが目の前に

 

米子市内はもう少し先ですが、
連休の関係で今日から夏休みの学校もあるようです。

今日、夏休みの最初のイベント
「虫捕りトラップで昆虫採集!」(7/19と7/21の2回連続)

「米子市こどもエコクラブ」
を開催しました。

近年は、夏休み中の昼間の気温が異常に高く、
昼間に野外の観察企画が開催できず、苦労しています。

鳥たちもすこしずつ増えてきました。
今日は、目の前の杭にいつものカワウ以外に
クロハラアジサシがいました。

前浜の島には、
カルガモやコチドリが時々やってきてくれます。

マガン半島には、
カルガモの群れがみられるようになりました。

これから最も暑い時期となりますが、
鳥たちの様子は少しづづ次の季節に移り始めているのを感じます。

ポタちゃん

2025年7月18日金曜日

桟橋の修繕予定

近日中に水鳥桟橋を修繕予定です。

米子水鳥公園の水鳥桟橋は、
開館以来30年間、大きな修繕はしていませんでした。

今回、穴が開くなど痛みが目立つ場所を修繕します。


 







穴が開いた場所にはコーンを立てていますので
避けて利用ください。

2025年7月14日月曜日

中国からの修学旅行

今日は中国の山東省から修学旅行のお客様が来られました。

事前に鳥の図鑑を翻訳したり、クイズを作ったりしておられ、
とても熱心なお客様です。

視聴覚室の中国語の字幕付きの映像がとても役に立ちました。

















ポタちゃん

2025年7月13日日曜日

Jr.レンジャークラブ制作のポスターがジンバブエへ!

6月に中海・宍道湖一斉清掃に参加してくれた
Jr.レンジャークラブのメンバーが、
拾ったごみのレポートをポスターにまとめてくれました。

このポスターは、
ネイチャーセンター入口正面の階段の壁面に
掲示してあります。

また、これを複写したものを、
今月末からジンバブエで始まる
ラムサール条約締約国会議(COP15)
の日本ブースで展示する予定です。 




















上:Jr.レンジャー山田さん
下:手伝って頂いたボランティアメンバーと

ブッポウソウの標本を受領

 

NPO 日本野鳥の会 鳥取県支部より、
ブッポウソウの標本の寄贈を受けました。

鳥取県産の貴重な標本で、
展示や企画で使いやすいようにケースに入っています。

大切に保存させていただきます。

2025年7月11日金曜日

超美しい甲虫をGET!

ふと窓の外を見ると、
クモの巣にヤマトタマムシが宙吊りになっていました。
巣の主が不在だったので、
急いで現場に向かって回収しました。

クモ(おそらくオニグモ)の巣に絡んで
宙吊りになっていた
ヤマトタマムシ。幸いにもまだ元気でした。
10:55撮影。
















クモの巣から回収したヤマトタマムシを
それっぽいところにとまらせて、あらためて撮影。
日本の昆虫界屈指の美しい甲虫です。
どの角度から見ても見事な美しさですが、
こうして青葉にとまっていると、意外と目立ちません。
15:02撮影。


突然翅を開いて飛び立ったヤマトタマムシ。
幸いにもすぐ近くに墜落したので回収できました。
せっかく捕まえたのに、
危うく逃げられてしまうところでした。
ヤマトタマムシは、普段翅に覆われて見えない
背面も美しいです。15:02撮影。















これまでヤマトタマムシは、
園内で何度か見つけていましたが、
いずれも手の届かないところを飛んでいたり、
体の一部が欠損した死体だったりでした。
そして今日、
ようやく欠損のない生体を採集することができました。
とても貴重な一匹です。

ヤマトタマムシはエノキを好むので、
今後もエノキ周辺で見られるかもしれません。
今回発見した場所も、
エノキのそばに張られたクモの巣でした。

一方、昨日久しぶりに観察できて嬉しかった
トビモンオオエダシャクは、
今日は高い枝に移動していました。

高い枝で枝に化けていた
トビモンオオエダシャク。15:22撮影。
















別角度から撮影。後ろから見る猫耳頭がかわいいです。
15:25撮影。















昨日は2匹いましたが、
今日はもう1匹の姿がありませんでした。
蛹になるために旅立ってしまったのかな?

昨日は低い場所に2匹一緒にいて、
絶好の観察機会でした。
このように、野生動物との出会いは
いつも一期一会なので、
運良く出会えた機会を大切にしたいものです。

(きりぎりす)

2025年7月10日木曜日

14年ぶりの面白い生き物を発見!

ヒナ1羽のカルガモの親子が目の前にやってきました。
9:15撮影。















ヒナが1羽だけ大きな親子が、シギ島にやってきました。
9:56撮影。













私の視線に気づいて、シギ島から離れていくヒナたち。
親鳥よりも早く退避し始めたことに感心しました。
かなりのしっかり者たちです。
大きなヒナが小さなヒナたちを引率しているように
見えました。9:56撮影。















カモ島の裏へと退避するヒナたち。
配置や角度によっては、異質な1羽の大きさが
かなり際立って見えたり、
ほとんど目立たなかったりします。
この写真ではかなり大きく見えますね(右端)。
9:57撮影。












近頃、シギ島にコチドリがよくやってきます。
これは子育てが終わったつがいかな?
11:57撮影。















関係性が不明なオオバン2羽もシギ島に上陸。
12:02撮影。















しばらく姿が見えなかったイソシギが、
近頃シギ島にやってくるようになりました。
この個体は幼鳥で、水鳥公園の近辺で
生まれ育ったのかな?
12:05撮影。















猛暑の中、目を細めるイソシギとコチドリ。
12:05撮影。















施設管理員のFさんが、
面白い生き物を見つけて教えてくれました。
この写真の中にいるのですが、分かりますか?
14:21撮影。
















正解は、ここでした!
















こちらが右の個体。14:20撮影。















そして、こちらが左の個体。
2匹とも、拡大してもよく分からないほど、
見事に枝に化けています。14:20撮影。















そこで、指の上に乗せてみました。
こうすれば、ようやくイモムシであることが
分かりますね。
これは、トビモンオオエダシャクというガの幼虫で、
いわゆる尺取虫です。
その中でもかなり大きく、
全長90mmになるものもいます。
日本のイモムシ界ではトップクラスの長さです。
10:24撮影。
















今回見つかった個体は、80~85mmくらいでした。
















正面顔。この猫耳頭がチャームポイント。

2022年に開催した米子水鳥公園昆虫総選挙では、
20種類中12位に選ばれ、
翌年のオリジナル昆虫カレンダーに掲載されました。
14:25撮影。















トビモンオオエダシャクは擬態が見事すぎて、
探して見つかる虫ではありません。
今回は運よく2個体が見つかり、
じっくり観察できました。
2011年7月以来、14年ぶりです。

カナブン、シロテンハナムグリ、シラホシハナムグリが
仲良く頭を突き合わせて樹液をなめていました。
今年はなかなかカブトムシやノコギリクワガタに
会えません。14:31撮影。















シラホシハナムグリが枝に刺さっていました。
猛暑の中、夢中で樹液をなめています。
14:33撮影。















ネイチャーセンター正面の杭にとまっていたカワウ。
ちょうど今が換羽期で、
古い羽と生え変わった新しい羽が混在しているのが
よく分かります。15:12撮影。















シギ島にいたこのカルガモも、
全身の羽毛の摩耗・退色が進んでいます。
これから全身を換羽して秋を迎えます。
15:14撮影。















今日のカルガモの親子は、
ヒナが1羽、2羽、4羽×2組、6羽の計5組が
確認されました。
ハジロカイツブリの夏羽がまだいますが、
700mくらい先にいるので遠すぎてよく見えません。

(きりぎりす)

2025年7月7日月曜日

気になるオオバンのペア 

ネイチャーセンターの左前方のヨシの島にいつも気になるペアの鳥がいます。

 オオバンです。いつも二羽でいるので営巣するのではと思って観察しているのですが、

巣材をくわえ巣を作っているようなことも、1羽の姿が見えなくて抱卵のしているのかと思うようなこともありません。

ただ、いつも仲良く二羽ですごしています。

2017年8月にオオバンがこのあたりで巣を作って抱卵したことがありました。

その時は、繁殖に失敗したのですが、いつか米子水鳥公園でオオバンが琵琶湖のように繁殖するようになるのではと思っていますが、今年もそうはならないようです。











もしかしたら、この2羽は同性で番(つがい)と思っているのは人間だけかもしれません。

常に一緒にいるこの2羽の関係とても気になります。


(ポタチャン)