2023年4月26日水曜日

10年ぶりのシベリアオオハシシギ

オグロシギの群れがいなくなってからいまいち盛り上がりに欠けていた鳥風景でしたが、今日はかなり盛り上がりました。

まず目に留まったのは、ウラギクの池にいたチュウシャクシギとオオソリハシシギです。10:00撮影。
















目の前のシギ島にもハマシギが群れていたのですが、それらが突然飛んで逃げてしまいました。ハヤブサがネイチャーセンター前を横切ったからです。それ以降、シギの群れが見られなくなってしまいました。せっかくいろいろいて楽しかったのに…。

つばさ池の北西岸にばかりいたセイタカシギの雄が、今日は目の前のカモ島にずっといました。でも、まだ奥寄りですね。もっと手前にいてほしい!12:02撮影。















コアオアシシギは、今日もつばさ池の南岸約150m先にばかりいました。12:03撮影。
















コハクチョウの吉田さんは、今日も500m先のマガン半島で一日中のんびり過ごしていました。12:04撮影。















先日保護区の奥で見つけたホオアカが気になったので、最後現地に行って探してみました。
管理道の途中のアキグミで囀っていたホオジロ。本気のさえずりではありませんでした。12:53撮影。

















進行方向のはるか先に何かいるので、よく見たらキジのオスでした。どんどんこちらに向かって歩いてきます。12:57撮影。
















このまま私も前進すると、キジと鉢合わせになってしまうので、立ち止まってキジの動向を観察しました。

縄張り宣言をするキジのオス。12:58撮影。
















さらに前進。

最終的に、カメラの画角一杯になるくらいまで接近してきました。私が目の前にいるのに気づいていないのかな?13:07撮影。

















さすがに、進行方向に私がいることに気づいたのか、ゆっくりと向きを変えて引き返していきました。13:07撮影。















ようやくキジがどいてくれたので、私も再度前進しました。

ウラギクの池をあるくアオアシシギ。ネイチャーセンター前に来てくれないかな~。13:30撮影。















閉館後、天気が良くなり西日が明るくて鳥がよく見えるようになったので、池を見わたしてみると、オオソリハシシギ2羽がウラギクの池に戻ってきていました。よかった~!明日も居てくれるかな?18:08撮影。
















目の前のシギ島にも、ハマシギの群れが帰ってきました。28羽いました。18:08撮影。















シギ島の奥の水面に、ハシビロガモとカイツブリが群れて採食していました。18:09撮影。















再度オオソリハシシギに目を向けると、いつの間にか4羽に増えていました。そのうちの1羽が妙に赤いので、よく見たらシベリアオオハシシギの夏羽でした。10年ぶり3度目の飛来です。しかも、2羽いました。複数羽が飛来したのは初めてです。

4羽のうち、両端がオオソリハシシギ、オオソリハシシギに挟まれている2羽がシベリアオオハシシギです。18:15撮影。















しかし、ウラギクの池にいるシベリアオオハシシギは観察距離が約200mで、ちょっと遠すぎです。どんどん日が暮れて暗くなるので、これ以上の鮮明な写真は撮れませんでした。18:17撮影。









さて、この春も面白い鳥がやってきてくれました。明日以降も居てくれたらいいですね。


今日の鳥:

コハクチョウ(吉田さん)、キジ(雄1雌1)、ヨシガモ雄1、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、シマアジ雌1、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ雌1、カイツブリ、ハジロカイツブリ夏羽3、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、コチドリ声、タシギ2、チュウシャクシギ1、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ2、シベリアオオハシシギ2、セイタカシギ雄1、アオアシシギ1、コアオアシシギ1、イソシギ1、ハマシギ28、トビ、ハイタカ1、ハヤブサ1、アリスイ声、ウグイス声、セッカ、シロハラ、ツグミ、ノゴマ2、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ホオジロ、アオジ?2、ハクセキレイ1、オオヨシキリ1(初認)、モズ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。

アリスイは夕方に遠くで声が聞こえました。

ノゴマは茂みの中でぐぜっていて、その後、藪から藪へ移動する鳥影が2羽見えました。

今季初めて園内でオオヨシキリのさえずりを聴きました。


(きりぎりす)