500m先のマガン半島に群れるカワウ。一見、いつもの風景ですが、臨時解説員のAさんがこの中にウミウが1羽混じっていることに気づきました。15:12撮影。
口角の黄色い裸出部が尖り、白い頬の境界線が目の後ろから上に広がっています。周囲のカワウよりも一回り大きく、ウミウで間違いありません。
いつもクイナが歩いているつばさ池の北岸に、趾が真っ赤になっているコサギがいました。鮮やかな婚姻色が表れている個体で、もっと近くで観察したかったです。15:34撮影。
ヨシが生い茂ってきたカモ島の真ん中に、ヌートリアがいました。ヌートリアの周囲のヨシが、刈り取ったかのようにきれいに食べられていました。17:16撮影。
ヌートリアは、草を手に掴んでモグモグとよく噛み、美味しそうに食べます。食事中のヌートリアを観察していると、よく噛んで食べることを見習わなければ、と思います。17:17撮影。
食事中のヌートリアの観察中に突然、周囲のカモがざわついて、ヌートリアも慌てて草むらに隠れてしまいました。その直後にオオタカが低空飛行でネイチャーセンター前を南から北へ横切り、北岸のヤナギにとまりました。あまり本気で狩りをしようとは思っていなかったようでした。17:19撮影。
園内では、開園直後である1995年10月28日に1例しか記録がなく、その証拠写真がないことから誤認の可能性を否定できなかったのですが、これで確実な記録が得られました。ウミウはあまり珍しい鳥という印象がないと思いますが、米子水鳥公園ではド珍鳥です。
コハクチョウの吉田さんは今日も元気です。一日中マガン半島で過ごしていました。15:50撮影。
今見られる貴重な旬な鳥、コアオアシシギは今日も健在ですが、ウラギクの池の横の岸辺から動きません。ネイチャーセンター前に飛んできたこともありましたが、降りずに元の場所に戻ってしまいました。15:54撮影。
コハクチョウ(吉田さん)、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、シマアジ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、ハジロカイツブリ(夏羽2)、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、コアオアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、ハマシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、レンジャク類、ヒバリ、セッカ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、ウグイス、ノゴマ(標識調査にて。初認)、ホオジロ。
今朝、館長が今年初めての鳥類標識調査を行い、ノゴマ雄1羽を標識放鳥しました。
臨時解説員Aさんが、お昼過ぎに園内上空を飛ぶレンジャク類6羽を観察しました。
(きりぎりす)