2023年2月8日水曜日

気になる「ラテガモ」

昨日、今日とネイチャーセンターから600mくらい先にトモエガモの大群がみられました。その数およそ1400羽!12月には約3000羽の群れが見られましたが、1月以降は大群が見られませんでした。久しぶりの賑わいです。

500m先のマガン半島のさらに奥に
帯状に群れるトモエガモ。9:31撮影。
















トモエガモ名物、密集して空を飛び交う
「マスゲーム飛行」。10:58MARUKOME撮影































そんなトモエガモの群れの中に、
以前から1羽、気になるカモがいます。
カフェラテのような淡褐色の個体がいるのです。
写真中央に注目。14:51撮影。















この個体の風切羽はほぼ白いです。
それにしても遠すぎて、どんな模様なのか
よく見えません。17:09撮影。
















そこで、ネイチャーセンターからよりも
はるかに近くで観察できる、彦名東橋広場に
移動して観察を試みました。
観察距離は約250m。
ネイチャーセンターからよりは鮮明に
姿が見えましたが、まだ遠いですね。
殆ど模様がなく、トモエガモの群れに
一緒に居なければ種が分からないほどです。
例えるならば、カフェラテガモ、略して
「ラテガモ」といったところでしょうか。
性も不明ですが、やや体が大きい気がするので
オスかな?17:21撮影。















ネイチャーセンターの方から、
鳥たちが一斉に飛び立つ「ドドドドッ」という
羽音が聞こえたので振り向くと、
ハイイロチュウヒの雄がネイチャーセンター前を
横切っていました。
高速で水鳥公園の南岸を飛び交う
ハイイロチュウヒ雄。17:23撮影。















飛行コースにタカがいたら軽く挨拶をするのは
お約束。頭上をかすめ飛んだハイイロチュウヒを
にらむノスリ。17:23撮影。















高速で突っ込んできたハイイロチュウヒに
驚いて飛び立つトモエガモたち。
しかし、ラテガモとその周囲のトモエガモたちは
平然としていました。17:23撮影。
















ハクチョウの鳴き声が聞こえたので振り向くと、
オオハクチョウのペアが一番乗りで
ねぐら入りしていました。17:28撮影。

















その後、17:57にコハクチョウが21羽(うち幼鳥5)がねぐら入りしました。今日はマガンは帰ってきませんでした。


この他、近頃面白いのが、
ミサゴが中海から魚を捕まえてきて、
園内にもちこんで食べる様子がよく見られます。
お気に入りは、300m先に立つ3本杭の右端。
獲物はいつもコノシロです。ちょうど今は
旬の後半に当たるようで、
大きな個体をよく捕らえてきます。
今日は2度もお魚を持ってやってきました。
10:32撮影。






トモエガモの群れはいつもいるわけではありませんが、もし池の奥(東寄り)に密集したカモの群れがいたらトモエガモの可能性が高いです。トモエガモの群れを見かけたら、皆さんもラテガモを探してみてはいかがでしょうか。

(きりぎりす)