2021年5月14日金曜日

まだまだ続くよ珍鳥シリーズ!

この春、園内のJr.レンジャーの森には、毎日のように珍鳥が現れています。そろそろ春の渡り鳥が落ち着いてきたかな、と思っていたところ、今日も珍鳥が出ました。マミチャジナイです。常連のT和さんが11:00過ぎに発見して教えてくださいました。

団体様のご案内が2件終わってから現地に行ったところ、確かにいました。昨年秋にネイチャーセンター玄関前で遺体を発見したのが園内初記録で、これが2例目です。次こそは元気な姿で会いたい、という希望がようやく叶いました。

ところが、大変警戒心が強くて手ごわかったです。ほとんどの場合、先にこちらの気配に気づいて飛び去ってしまうのです。森の中にいるマミチャジナイは、周囲に羽色が溶け込んでいて全く目立ちません。

私の接近に気づいて飛び去った先で、茂みから顔を出してこちらの様子を伺うマミチャジナイ。大変用心深いです。










このように、周囲とのコントラストがほとんどなく、姿を見つけるのは難しかったです。










それでも頑張りまして、ようやく証拠写真が撮れました。情報提供いただきましたT和さん、いつもありがとうございます!


















マミチャジナイと格闘中?に、偶然目の前に現れたノゴマのオス。以前ご紹介した時と同じ場所に潜んでいました。同一個体なのかな?相変わらず茂みから出てきてくれませんでした。









一方こちらは、昨日災難に見舞われたカイツブリの巣。

一番左の巣(昨日のブログに掲載したカラスに襲われている巣)は放棄していました。

左から2番目の巣は、襲われた巣(写真左)のすぐ右横に新築中。これって、引越しした意味があるのかな?










右手の杭の列に作られた巣。ここは襲われていませんが、なぜか床上浸水状態で卵が無くなってました。それでもあきらめずに巣を立て直そうとしています。










桟橋の右手に見える巣。ヨシの茂みの中央根元に巣があります。ここも襲われておらず、今のところ安泰のようです。












以上、現在稼働中のカイツブリの巣は3か所です。


ネイチャーセンター前浜には、今日もオグロシギとアオアシシギがいました。

オグロシギ。今日はいじめられませんでした。










現在、前浜の主?のアオアシシギ。今日は誰もいじめませんでした。











こちらも前浜の常連と思われるダイサギ。純白の羽毛と目先のエメラルドグリーン、脚の根元が赤味を帯びている姿が美しいです。


昨日、一日中前浜を舞っていたクロハラアジサシは、今日は現れませんでした。このように、今の時期に見られる素晴らしい鳥風景は、ほとんどがその日限りです。足繁く通って頂ければ、その場に立ち会える可能性が高まります。

明日のお昼ごろから雨の予報となっておりますが、明日から梅雨入りかな?
Jr.レンジャーの森の珍鳥シリーズは、いつまで続くでしょうか。今後も楽しみです。

(きりぎりす)