2021年5月13日木曜日

カイツブリの巣がカラスに襲われた!

本日、ハシブトガラスによってカルガモの巣1か所とカイツブリの巣2か所が次々と襲われ、卵を食べられてしまいました。ヒナの孵化を心待ちにしていたので、とても残念です。

ネイチャーセンターから見て左端にあった巣を襲うハシブトガラス。カイツブリの両親が必死で威嚇し、カラスに水を浴びせて抵抗していましたが、卵をすべて奪われてしまいました。










カラスが去った後、カイツブリの親鳥は割れた卵の殻を片付け、巣の補修をしていました。また明日から子育てをやり直すつもりのようです。


残念な話題の後は、うれしい話題もご紹介します。

今日はクロハラアジサシが、ネイチャーセンター目の前に一日中やってきてくれました。

ネイチャーセンター正面の杭にとまるクロハラアジサシ。










飛び立つと、目の前の浅瀬を飛び交い、ダイビングを繰り返してゴカイを食べていました。
















飛び交うクロハラアジサシを目の前で、かつ見下ろして観察できる場所はなかなかないと思います。毎年春に見られる光景ですが、今年はなかなか現れなかったので、この光景を拝むことができてホッとしました。

ハマシギも前浜の岸辺にやってきました。今日は5羽でした。









近頃、ずっと500m先にいたオグロシギ1羽も前浜にやってきました。










同じく、近頃500m先にいることが多かったツルシギ夏羽もやってきました。このツルシギとオグロシギは相性が良いのか、一緒にいることが多いです。










一方こちらは、近頃前浜にいることが多くなったアオアシシギ。前浜にゴカイがたくさんいることが分かって、気に入ったのでしょうか。











このアオアシシギは、せっかく前浜にやってきてくれたツルシギやオグロシギを何度も追い払っていました。

アオアシシギに追われて逃げるツルシギ。
















はじめはアオアシシギよりもやや小さいツルシギばかりいじめられていたのですが、後に体格に勝るオグロシギまで追い払われていました。















せっかくですから、みんなで仲良く前浜で過ごしてくれると嬉しいです。
800m先にばかりいるセイタカシギ2羽も、前浜に来てくれないかな~。

(きりぎりす)