2021年5月29日土曜日

久しぶりのセイタカシギ

 久しぶりにセイタカシギがやってきました。近年、春になるとネイチャーセンター前浜にセイタカシギが数羽いるのが当たり前でしたが、今年はなかなか現れませんでした。


















セイタカシギは朝から一日中いましたが、ネイチャーセンタ―左手のヨシ原の縁にばかりいました。明日は目の前に来てくれるといいですね(明日も居てくれることが前提の話ですが)。


今日もクロハラアジサシが池の上を飛び交っていましたが、その中に一回り小さくて白っぽい個体が1羽混じっていました。300m以上先にばかりいたので詳しく姿を観察できませんでしたが、ハジロクロハラアジサシの幼鳥と思われます。まだ春の中盤なのに、もう幼鳥が飛来するとは驚きです。→第1回夏羽に訂正します。










クロハラアジサシは、今日も時々ネイチャーセンターの目の前を飛び交ってくれました。今日は4羽現れました。


















カラスのせいで子育てを中断しているカイツブリたち。この番いはネイチャーセンター目の前の丸木柵に水草を運んでいましたが、本気でここに巣を作るつもりはなさそうです。










今日特に面白かったのが、カルガモが数羽の群れを作ってグワグワ鳴いていたことでした。群れているのはすべてオスで、メスに子育てを託した気軽なオス親集団なのかもしれません。オス同士で何を話していたのか気になります。












一方、こちらはネイチャーセンターの前で仲睦まじく採食していたカルガモのペア。メスが水中に首を突っ込んでいる時に、オスがメスの体にくちばしで優しく触れる行動を繰り返していました。愛情表現の一つなのでしょうか。
採食中のメスの体にくちばしでやさしく触れるオス(右)。





今日も園内上空をツバメが飛び交っていました。天気が良かったので数は少なかったのですが、ショウドウツバメやコシアカツバメも混じっていました。
ネイチャーセンター目の前を時々横切っていたショウドウツバメ。2羽一緒に飛んでいましたが、小さくて素早い上に、近すぎて写真に収めるのは困難でした。





近頃、園内を飛ぶツバメの群れに幼鳥が混じるようになってきました。もう1回目の繁殖で生まれたヒナが巣立っています。
夕方にネイチャーセンターの窓際にとまった幼鳥。これからはツバメの親子の観察が楽しい時期になります。今年の水鳥公園だより6月号のオススメの鳥は「ツバメの幼鳥」です。









(きりぎりす)