2021年5月22日土曜日

今年はオグロシギがよく現れます

この春は、オグロシギがいつもよりもよく現れます。19日には12羽の群れがやってきましたが、今日は13羽の群れが13:30 頃に現れました。

しかし、着陸したのは500m先です。遠すぎるので、ネイチャーセンター前浜にやってこないかな、と期待していたところ、500m先の半島に群れていた鳥たちが一斉に飛び立ちました。何か猛禽類が現れたようです。

そして、しばらく半島付近を飛び回っていたオグロシギたちが、こちらに向かって飛んできました。
















14:30頃、期待どおり、ネイチャーセンター正面右手の島に舞い降りてきました。オグロシギ13羽、ソリハシシギ1羽、ハマシギ1羽の混群で、後にアオアシシギ4羽も合流しました。








15:45に、ネイチャーセンター前浜左手からカルガモの親子も現れました。しかし、連れているヒナは2羽しかいません。昨日までは6羽いたのに、今朝は5羽になり、そして今は2羽です。同じ親子かどうかは不明ですが、心配な状況です。










この親子はとても呑気で、ヒナは母親から遠く離れて自由気ままに泳ぎ回っていました。ネイチャーセンター真下の水際にもやってきました。



















すると突然、オグロシギたちが一斉に飛び立ちました。前浜のカルガモの親子を狙って、トビ2羽とハシブトガラス2羽が次々と襲ってきたのです。










母親から遠く離れていたヒナたちは、急降下してくるトビから潜水して逃げていました。

ハシブトガラスも、親子が泳ぐすぐ近くの杭にとまり、様子を伺っていました。










どうにかヒナたちは母親と合流し、トビたちから逃れることができましたが、観察している我々はハラハラしながら見守っていましたが、ヒナがさらわれずに済んでホッとしました。この様子から想像すると、やはりこの親子は今朝ヒナが5羽いた親子で、その後このように襲われてヒナを奪われてしまったのかもしれません。










そのほかの鳥の様子。

クロハラアジサシが3羽、はるか300~600m先を飛び交っていました。今日はほとんど前浜にやってきてくれませんでした。










先日、カラスに巣を襲われたカイツブリたちは、子育てを最初からやり直しています。新たに巣を作るにあたって、縄張り争いも起きています。

縄張りの主から追い払われたカイツブリ。カイツブリが飛んでいる姿なかなか見られません。










普段はヨシ原の縁をコソコソと泳いでいるバンですが、今日は開けた水面をよく泳いでいました。
















泳いでいたバンの目の前に、突然キンクロハジロが浮上してきて鉢合わせになりました。お互いにびっくりしていました。





夕方、池の上を飛び交っていたツバメの中に、ショウドウツバメも混じっていました。
背中が灰褐色で尾羽が短く、胸元に横帯模様があるのが特徴です。






明日も天気がよさそうですが、どんな鳥が現れるのか楽しみです。

(きりぎりす)