2022年10月22日土曜日

今日は開園27周年記念日!

1995年10月22日にオープンした米子水鳥公園は、今日が満27歳の誕生日です。


今朝の開館時はコハクチョウは27羽しかいませんでしたが、今日も午前中に群れが続々と飛来し、一日中園内が賑わいました。10:30には約120羽が集まりました。

西の方向から続々と飛来してきたコハクチョウたち。9:58撮影。



















次々と舞い降りてくるコハクチョウ。10:12撮影。










10:18の風景。今日もネイチャーセンター前にコハクチョウが集まってくれました。空に雲がかかっていて、昨日、一昨日よりも大山が不鮮明ですが、雲のおかげで午前中の日差しが和らぎ、鳥の観察にはむしろ好都合でした。
















着水したコハクチョウたちは、盛んに仲間と挨拶をかわしていました。10:38撮影。
















今日は朝からノゴマ目当てのお客様が多く来館され、ヨシ原の縁に注目していました。
そのようなお客様のご期待に応えて、ノゴマが時々姿を見せてくれました。

















今日は園内でジョウビタキの声がよく聞こえました。クロガネモチとイシミカワの茂みにやってきたジョウビタキのオス。11:20撮影。











































今日も園内にコブハクチョウが2羽いたのですが、様子がちょっと変です。コブハクチョウは互いに独身のようでした。コブハクチョウ同士では威嚇して片方を追い払いましたが、コハクチョウに対しては攻撃的ではないのです。

500m先のマガン半島付近に集まっていたコハクチョウを追うコブハクチョウ(右端)。しかし、翼は膨らませておらず、敵意が感じられません。しかし、コハクチョウたちはコブハクチョウを恐れて逃げています。
















コブハクチョウに付きまとわれて迷惑そうなコハクチョウ。11:45撮影。





コブハクチョウは、ネイチャーセンター前に群れているコハクチョウにも接近しました。コハクチョウに接近するときに、首をゆっくりと左右にねじる求愛ディスプレイをしていたので、この個体は本気でコハクチョウと仲良くなりたいようです。
この個体は、コハクチョウの吉田さんとつがいになった「てっちゃん」のようになるのかな?それとも、この個体は汚れていないけれど、実は「てっちゃん」なのかな?

しかし、思いは通じす孤立するコブハクチョウ(最手前)。いつもは意地悪な存在ですが、今回はちょっと不憫に思えます。13:45撮影。






ネイチャーセンター正面のカモ島には、トモエガモの幼鳥が1羽いました。13:15撮影。





午後になっても、ネイチャーセンター前にはコハクチョウが群れていました。まるで、コハクチョウたちが水鳥公園の誕生日をお祝いしてくれているかのような、シーズンを通してもなかなか見られない風景です。15:26撮影。















園内のカモたちが突然騒ぎ出したので、原因を探ると、ハヤブサの襲撃を受けていました。
カモの群れの上をかすめ飛ぶハヤブサ幼鳥。16:33撮影。














ハヤブサの狩りは空振りに終わりました。
















池の南岸にチュウサギが1羽いました。もうそろそろお別れの時期ですね。16:59撮影。





























夕方になると、園内でくつろいでいたコハクチョウたちがソワソワし始め、次々と飛び立ち始めました。次の目的地に向けて出発かな?16:20撮影。






























残ったコハクチョウは30羽。急に寂しくなった園内ですが、それでもまだネイチャーセンター前に集まってくれていてありがたいです。17:18撮影。









採食を終えたコハクチョウが、閉館後に続々とねぐら入りしました。できることなら、開館時間中に帰ってきてくれると嬉しいのですが。暗くて正確な数は把握できませんでしたが、100羽以上は帰って来たようです。17:41撮影。







今日はたくさんのコハクチョウにサービスしてもらい、ノゴマも姿を見せてくれて、とても良い27周年記念日となりました。


(きりぎりす)