2022年10月27日木曜日

ノゴマウォッチングは朝夕がおすすめかも

近頃、園内のヨシ原からコヨシキリの声が聞こえなくなった代わりに、ウグイスの「ジャッ、ジャッ」という声がよく聞こえるようになってきました。

目を凝らして声がする方向をよく見ると、ウグイスが姿を現しました。しかし、とても動きが素早く、じっとしていないので姿を目で追うのは大変です。8:37撮影。










500m先のマガン半島に集まった、今おすすめの鳥たち3種類。マガン、コハクチョウ、ヘラサギ。12:26撮影。











今日は昼間に園内に居残るコハクチョウが数羽しかいませんでしたが、13:06に25羽の群れが飛来しました。池の中央に着水して、いかにも初めて来ましたという、落ち着きのない様子でした。新規で渡ってきた群れと思われます。13:07撮影。











正門からネイチャーセンターあたりまでは、ジョウビタキのオスが縄張りを張っているようですが、水鳥観察桟橋より南側の園路にはメスが居ついています。ジョウビタキは人がいても遠くに逃げないところがいいですね。15:23撮影。












オスのようにお腹がオレンジ色ではないので、じっとしていると背景に姿が溶け込んでしまいます。15:24撮影。










近頃池のあちらこちらで見られるカモだんご。カモだんごはもっと寒い時期にハシビロガモが形成するのが基本ですが、今のカモだんごを構成しているのはヒドリガモです。15:29撮影。










今季初めてツグミを確認しました。15:47撮影。










お昼過ぎに飛来後、園内でくつろいでいたコハクチョウの群れが15:51に飛び立ち、南西に去っていきました。
























ノゴマがよく現れる辺りをキジバトが歩いていました。食べ物探しが目的のようです。ノゴマやスズメがイシミカワの実を食べに通っているので、これらの鳥からの口コミでやってきたのかな?16:11撮影。







キジバトをよく観察してみると、黒くて丸い種子のようなものを拾って食べていました。これは、よくノゴマが吐き出しているものとよく似ています。ノゴマがイシミカワの実を丸呑みにした後で吐き出した種子を、キジバトが拾って食べている、ということなのかな?16:13撮影。







オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロの混群が舞い降りてきました。毎年今頃は、5,000~6,000羽くらいのカモの群れが見られても良いのですが、今年は4,000羽弱くらいから数が増えません。カモの飛来が少ないように感じます。ピークはもっと後に来るのかな?16:31撮影。






今日もノゴマが見られました。基本的には早朝が最も出現頻度が高いように感じますが、一日中観察の機会はあります。夕方に頻繁に姿を見せてくれたので、夕方も観察にオススメかもしれません。

いつもの場所に現れたノゴマのオス・第1回冬羽。今日の個体は尾羽が揃っていて足環が付いていません。いつも同じ場所に現れるのに、個体が入れ替わっているのが面白いです。17:10撮影。

















草地に降りてイシミカワの実を拾って食べていたほか、足踏みをして首を傾げ、コオロギ類を捕食する様子も見られました。足踏みで獲物を追い立てているようです。17:13撮影。






ノゴマは暗いのが好きなようで、明るく開けた場所にはほとんど出てきません。夕方になって薄暗くなってくると活動が活発になるようです。とても落ち着いていて、まん丸の体がかわいいです。17:20撮影。







さて、ノゴマの渡りはそろそろ終わりですが、いつまで見られるのでしょう?

これからも、このポイントから目が離せません。

(きりぎりす)