2022年10月1日土曜日

初雁を確認!

今朝出勤してみると、運転中の車窓から肉眼でガンらしきシルエットが池の上に見えました。急いでネイチャーセンターから望遠鏡で確認したところ、マガンであることが分かったので、すぐにカメラを持って撮影に出動しました。


今朝確認した「初雁」。今年はマガンでした。8:31撮影。

2羽とも成鳥で、仲良く寄り添って泳いでいたので、つがいかもしれません。















米子水鳥公園では、かつては10月初旬に秋の深まりを告げる鳥としてマガンが飛来し、それから1週間くらい経ってから冬の使者「コハクチョウ」が飛来するのが定番でした。しかし、2018年以降はマガンよりも先にヒシクイやコハクチョウが飛来することが相次ぎました。妥当な時期にマガンの初雁が確認できたのは、2017年以来5年ぶりです。

今朝行われた鳥類標識調査でも、もうそろそろかな?と期待していた鳥が、期待どおり捕獲されました。

今季初確認のノゴマ オス・成鳥。
昨日噂していたとおりですね。ようこそ!














もう1種類。オオムシクイ 性不明・幼鳥も初確認でした。









今日の調査結果

・コヨシキリ N41R1

・シマセンニュウ N5

・ノゴマ N1 今季初認!

・ノビタキ N1 2日連続!

・オオムシクイ N1 今季初認!

以上、5種類、50羽(うち再捕獲1羽)


今日注目の鳥

・マガン 成鳥2羽 今季初認!

・アオアシシギ 1羽

・コアオアシシギ 7羽

・アカアシシギ 1羽

・エリマキシギ オス幼鳥1羽

・オオタカ 成鳥1羽

・チュウヒ 2羽

・トモエガモ 4羽

・ジョウビタキ メス1羽 今季初認!

など、42種類。


トモエガモが4羽、ネイチャーセンターから見て左手の近い水域でくつろいでいました。こんなに近くにやって来るのは珍しいです。
















チュウヒも時々飛ぶ姿が見られるようになってきました。この個体は幼鳥です。














腰が白い成鳥(写真右上)と、じゃれ合いながら飛ぶ様子も見られました。









今季初確認の鳥が連日現れて、鳥の移動が活発になっていることを実感します。次の今季初認は誰でしょう?


(きりぎりす)