園内を歩き回って秋の生き物たちの様子を観察していた時、園内では珍しいオオカマキリを見つけました。
正門前を歩いていたオオカマキリのメス。カメラ目線を向けてくれるのがありがたいです。
正門に立つ丸太の看板前でオオカマキリを撮影していると、丸太の割れ目からニホンヤモリが慌てて飛び出してきました。その割れ目の中で何かがうごめいていたので確認してみたら、シマヘビが収まっていました。
きれいな黄緑色の、トノサマバッタのメス。普段は草地にいて姿が草に紛れていますが、このように開けた場所にいる時は、絶好の観察チャンスです。
それにしても、ここはお腹の先で地面を掘って産卵するには、地面が固すぎるのでは?
今が旬な生き物、赤とんぼ。その代表がアキアカネですが、今では数がとても少なくなり、鳥取県では2022年のレッドリストの改定で、準絶滅危惧に位置付けられました。
アキアカネのメス。赤くならない個体が多いです。
アキアカネのオス。お腹だけ赤くなります。
水鳥公園ではアキアカネよりも数が多いナツアカネ。
頭からお腹の先まで全身真っ赤で、まさに完熟!といった感じのオス。
一方、赤さ控えめなナツアカネのメス。
ジュニアレンジャーの森を歩いてみると、マテバシイの幹にシラホシハナムグリがいました。
シラホシハナムグリの少し上には、オオスズメバチが樹液をなめていました。今、園内の樹液酒場はどこもオオスズメバチに占領されています。おそらく、先ほどのシラホシハナムグリは元々は樹液をなめていたけれども、オオスズメバチに追い出されて仕方なく、ここでじっとしていたのでしょう。
カワセミ観察壁の上に茂っているトウネズミモチの未熟な実に、コガタスズメバチがやってきていました。熱心に実の表面をなめているように見えるのですが、まだ熟していない実が美味しいのかな?
メダカ池の浅瀬には、メダカが大量に群れ泳いでいました。
(きりぎりす)