2022年9月24日土曜日

シギの標識調査2回目実施!

今日は今年3回目の秋のシギ祭りだったので、先週に続いてシギ類の標識調査2回目を実施しました。

捕獲準備中に捕獲されたタシギ・成鳥。今年の標識初記録です。

















そして、今回の調査で最大の成果、クサシギ・成鳥。
園内初標識記録です。















これまでクサシギは、普段遠くから観察していて地味な鳥、という印象でしたが、今回捕獲して手に取って観察してみると、その美しさに驚きました。

一見、暗灰褐色に見える背中には、緑褐色の金属光沢がありました。これは成鳥の特徴です。以前からGreen Sandpiperという英名の意味がいまいちよく分からなかったのですが、ようやく腑に落ちました。















成幼の識別のポイントとされる、肩羽と三列風切。緑の金属光沢の有無と、羽の縁の白斑の大きさで成鳥か幼鳥かが分かります。美しい緑色の金属光沢がうまく写真で表現できず残念!















普段あまり見る機会がない尾羽も、こんなにおしゃれです。




先週に続いて捕獲できた、ハマシギ・幼鳥。





そしてもう1羽、ヒバリシギが捕獲できたのですが足環がついており、番号を確認すると前回の調査で標識された個体でした。無事普段の生活に戻っているのが確認できてうれしかったです。オオソリハシシギと同様に園内で長期滞在中でした。


今日の調査結果

・タシギ N1

・クサシギ N1(園内標識初記録!)

・ハマシギ N1

・ヒバリシギ R1(9/17に標識した個体)

以上、3種類、3羽(うち再捕獲1)


目視での観察ではクサシギとヒバリシギは確認できていなかったので、今日一日で確認できた種類数が、2種類追加で50種類となりました。


(きりぎりす)