2022年3月26日土曜日

南からの暴風が吹き荒れる!

今日は朝から南からの暴風が吹き荒れていました。


ネイチャーセンター正面の小島には波しぶきが打ち寄せていて、それをかぶりながら寝ているカモたちが気の毒に見えました。










ヨシ刈り跡地の岸辺には、シラサギ類が群れていました。強風に耐えるために、みんな首を縮めて姿勢を低くして、風上側を向いていました。










このシラサギ類の群れの内訳は、小さいのはコサギ、大きいのはダイサギ、と思ったのですが、ダイサギの中にかなり小さな個体が混じっていました(左から2羽目)。みとら撮影。










この小さなダイサギは、夏鳥として日本に渡っている亜種チュウダイサギで、その両端にいる大きなダイサギは、冬鳥として日本に渡ってくる亜種ダイサギです。近頃は園内でダイサギを見かけなかったので、この混群は昨晩渡ってきたのでしょう。このように2つの亜種を見比べながら観察できる機会は貴重です。

アオサギとダイサギの混群。亜種ダイサギはアオサギよりもやや大きく見えますが、亜種チュウダイサギはかなり小さく見えるので、一見チュウサギ?と思ってしまいます。











水鳥観察桟橋の正面の岸辺で、オオタカがオカヨシガモを仕留めていました。この冬はあまりオオタカを見かけなかったので、久しぶりです。















特に邪魔者もおらず、大きな獲物なのでその場で羽毛をむしり始めるかと思っていたら、片脚で獲物をつかんで飛び去ってしまいました。自分と大差ない大きさの獲物をつかんだまま飛び立つとは、すごい力ですね。





































春らしい鳥、コチドリのペア。この春初めての証拠写真です。










メダカ池ではハシブトガラスのペアが水浴びをしていました。これが本物の「カラスの行水」です。


夜になってもまだ暴風が収まりません。明日は刈り倒したヨシの片付けを予定しているので、明日までにこの暴風が収まってくれることを祈ります。

(きりぎりす)