2025年9月28日日曜日

今日はノビタキの日!

今朝行われた鳥類標識調査で
ノビタキが捕獲されました。
目視も含めて今季初認です。

昨年は3日かけて3羽しか標識できませんでしたが、
今年は一日で昨年の標識数を上回りました。

顔に黒味が強いノビタキ オス・幼鳥。















黒味が弱いノビタキ メス・幼鳥。















そのほか、
コヨシキリが今季最多数捕獲されました。
渡りのピークを迎えているようです。

本日の調査結果
・コヨシキリ   N89R1
・シマセンニュウ N11
・オオヨシキリ  N1
・ノビタキ    N4
・セッカ     N2
以上5種類・108羽(うちR1)
Nは新規、Rは再捕獲。


報道されて以降、お客さまの関心を集めている
ヒシクイが、初飛来時以降初めて再飛来しました。

初飛来時と同じく、成鳥2羽幼鳥5羽の
家族群だったので、同じ群れかもしれません。
14:44臨時解説員Aさん撮影。

























せっかく着水したのに、
間もなく飛び去ってしまいました。
ネイチャーセンターから比較的近い位置だったので、
視線が気になったのかな?
14:45Aさん撮影。
















シギ島に足環付きのソリハシシギがいました。
9/12に園内で標識した個体かもしれません。
15:32Aさん撮影。
















ツバメの群れが上空を飛び交っていました。
羽を休める場所を探していたようで、
ヨシ原や木の梢にとまろうと集まっていました。

Jr.レンジャーの森のコナラの梢に群れるツバメ。
15:44撮影。















昆虫ホテルでは、今日もオオハキリバチが
忙しそうに働いていました。15:52撮影。















水鳥公園と農地を隔てる土手の法面に、
セッカがいました。16:20撮影。




















茶色い帽子をかぶったような頭がかわいいです。
16:20撮影。




















ここには、ノビタキとコヨシキリ、
シマセンニュウもいました。
このノビタキには足環がついていたので、
今朝園内で標識放鳥された個体かもしれません。
16:27撮影。















ノビタキは5羽くらい確認できました。
周辺の農地にも多く飛来しているようです。
16:29撮影。




















舗装道路上でササキリ類を捕えたノビタキ。
16:32撮影。










今日は、鳥類標識調査でノビタキが4羽捕獲されたほか、
ネイチャーセンターからの目視でも3羽確認されるなど、
ノビタキの日でした。

今日の注目の鳥
・セイタカシギ 2羽
・トウネン   3羽
・タシギ    3羽
・ソリハシシギ 1羽
・タカブシギ  2羽
・オオソリハシシギ 1羽
・アオアシシギ 1羽
・アカアシシギ 1羽
・シマアジ   4羽
・コムクドリ  ±50羽
・チュウヒ   1羽
・ノビタキ   3羽以上
・ヒシクイ   7羽
など。

(きりぎりす)

2025年9月27日土曜日

シマアジが目の前にやってきた!

近頃は、ネイチャーセンターから見て左手(北側)
の水域にシマアジが4羽いるのですが、
そのうちの1羽が目の前に寄ってきました。

目の前の砂浜を歩くシマアジ。
9:48撮影。


動画はこちら。9:51撮影。


(きりぎりす)

2025年9月26日金曜日

米子水鳥公園に初雁(ヒシクイ)飛来!


 








本日やっと草刈りが終わったところですが、
早くもそれを待っていたかのように
ヒシクイの群れがやってきました。

成鳥2羽幼鳥5羽の家族群と思われます。




ポタちゃん

シギ・チドリカレンダー9/27販売開始!

2月に開催しました
「米子水鳥公園のシギ・チドリ総選挙2025」
の開票結果
を受けて作成したカレンダーが、
本日納品されました。

明日からミュージアムショップで
税込み500円で販売予定です。

発行部数が少ないので、
興味がある方はお早めにお買い求めくださいませ。
















(きりぎりす)

今朝もコムクドリでにぎわっていました

今朝もたくさんのコムクドリがやってきました。
40羽前後の群れが次々と合流して、
全部合わせると200羽以上いました。

マテバシイの梢に群れるコムクドリ。
6:40撮影。

















ネムノキに群がって虫を食べるコムクドリ。
ネムノキにはたくさん虫がついているようで、
連日虫目当ての鳥が多数やってきます。
6:33撮影。















ネイチャーセンターからあまりにも近いので、
近くの窓からだと逃げられてしまいます。
展望ホールの最も遠い窓からなら、
警戒されずに観察できます。

全身が見える場所にとまってくれた
コムクドリ雄・第1回冬羽。
今日は数が多かったので、
全身が見える位置にとまることもよくありました。
幼鳥が第1回冬羽に換羽して、
性別が分かるようになってきました。
6:34撮影。
















久しぶりにクロハラアジサシが現れました。
お腹が白くなり、冬羽への換羽がすすんでいました。
6:41撮影。



コムクドリは早朝しか見られないことが多いのですが、
昼間は周辺地域で過ごしていると思われます。

水鳥公園の周りを探してみたら、
数十羽の群れと出会えるかもしれません。


(きりぎりす)

2025年9月25日木曜日

保護区内の草刈りの総仕上げ!

もうすぐマガンの初飛来(初雁)を迎えるので、
その前に保護区内の水辺の草刈りを
終えなければいけません。

そこで今日は、
乗用草刈り機では刈ることができない
水際の草刈りを職員3名で行いました。

ウラギクの池から作業開始。15:38撮影。














完了!15:44撮影。















続いて、マガン半島。
ネイチャーセンターからはほぼ完了に見えましたが、
現地に行ってみると刈らなければいけない箇所が
多くあり、大変でした。16:13撮影。













マガン半島も完了!16:36撮影。













そして最後に、ネイチャーセンター前のカモ島。
16:52撮影。















刈り払いだけは済んでいましたが、
刈り倒したヨシの片づけができていませんでした。
子どもラムサールクラブの活動で片付ける予定でしたが、
雨天で中止になったので、今片付けることにしました。

手漕ぎボートに満載した刈りヨシの山。
16:57撮影。


刈りヨシを満載したボートを岸に引き上げて…。















軽トラックに刈りヨシを積んで搬出。















カモ島では、ヨシの刈り株の仕上げ刈り。















作業完了!
これでカモたちが快適に休憩できる島に
なったと思います。17:17撮影。















明日、乗用草刈り機で
保護区内の平坦部の草刈りを行って、
今年の草刈りは終了予定です。

(きりぎりす)

ムナグロ到着&コサメビタキまた現る!

今朝、ウラギクの池にムナグロが2羽いました。
今季初認です。8:37撮影。










つばさ池の岸辺でコガモと一緒にくつろいでいた
シマアジ。
近頃は4羽前後が毎日確認されています。
9:26撮影。
















一昨日の夕方に一瞬だけ現れたコサメビタキが、
今日もネムノキに現れました。14:40撮影。















かなり暗色に見えたことから、
その場ではサメビタキだとご案内してしまいましたが、
目が大きく見えること、目先が白いこと、
嘴が長めで下嘴基部が広く淡橙色であること、
初列風切の突出が三列風切とほぼ同長であることから、
コサメビタキに訂正いたします。
14:46撮影。















ネムノキの枝にとまっては飛び立って
飛んでいる昆虫を捕まえることを繰り返していて、
目まぐるしく居場所が変わり、
枝葉で見通しが悪いことも相まって、
目で姿を追うのが難しかったです。

虫を捕まえて枝にとまったコサメビタキ。
その場ではハチを捕らえたように見えたのですが、
後で写真をよく見ると捕まっていたのは
スカシバガの仲間でした。クビアカスカシバかな?
14:48撮影。















現在、サメビタキ類の渡りシーズンですので、
今後も園路沿いで観察できるかもしれません。
その中で、ネムノキは最重要ポイントかも?

(きりぎりす)

2025年9月23日火曜日

鳥たちに喜んでもらえたボランティア活動

一昨日、環境問題を考える企業懇話会の皆さんに
草刈りをしていただいた岸辺に、
たくさんのカモが上がってくつろいでいました。
カモに気に入ってもらえたようです。8:30撮影。













近頃園内では、普段潜水しない水面採食ガモが、
潜水採食ガモと同等かそれ以上に潜水します。

今日は、シマアジ、ハシビロガモ、マガモ、
オナガガモ、コガモが潜水していました。
これだけ多種の水面採食ガモの潜水が同時に
観察されるのは珍しいです。

潜水採食を繰り返していた
コガモとオナガガモの混群。9:14撮影。












上の写真の一部を拡大。
オナガガモが翼を半開きにして潜水しています。














潜水するオナガガモの連続写真。15:55撮影。




























































企業懇話会の皆さんに整備していただいた、
ネイチャーセンター前の砂浜に、
ハシボソガラスがやってきてゴカイを食べていました。
ボランティアさんが作ってくれた砂浜は、
カラスにも好評です。15:56撮影。
















今の時期に出会うカラスの成鳥は、
みんな首から上の羽毛がボロッとしています。
首から下の羽毛は換羽が進んで
きれいになっているのに、
頭部の換羽は後回しになっています。
重要な部位なのに、不思議です。
15:56撮影。















永遠のライバル?ハクセキレイとセグロセキレイが、
ネイチャーセンター前の柵にとまって
にらみ合っていました。

ハクセキレイが幼鳥であるのに対して、
セグロセキレイは成鳥でにぎやかにさえずり、
ハクセキレイを圧倒しているように見えました。
15:51撮影。













ハクセキレイは時々、水面近くを飛ぶユスリカに
飛びついていました。15:53撮影。















ハクセキレイがユスリカを捕える瞬間が
偶然写っていました。16:00撮影。















閉館間際に、ネイチャーセンター横のネムノキに
謎のヨシキリ類を見つけました。
小さく見えたのでコヨシキリだと思ってよく見ると、
黒い頭側線がありませんでした。
これは珍しいヨシキリかも、と思い、
急いでカメラを持ってきて、たくさん撮影しました。

しかし、撮影した写真を見てみると、
灰色の脚や顔つき、オレンジ色の口内など、
どうみてもオオヨシキリでした。

観察時はかなり小さく見えたので、
コヨシキリと同大のヨシキリ類と思って
疑いませんでしたが、
なぜそのように感じられたのか不思議です。
思い込みは怖いですね。

珍しいヨシキリだと思って撮影した
オオヨシキリ。17:19撮影。
















このオオヨシキリに注目している最中、
クヌギの梢にコサメビタキがとまりました。
しかし、すぐに飛び去ってしまいました。
17:29撮影。



















一昨日のボランティア活動に参加していた方が、
今日来館されていました。
自らが参加したボランティア活動の成果が
鳥たちに気に入ってもらえている様子をご覧いただけて、
とても良かったです。

(きりぎりす)

2025年9月21日日曜日

毎年恒例の美化清掃ボランティア活動

本日は、27回目となる
「環境問題を考える企業懇話会」の
美化清掃ボランティアの日でした。

開始1時間前に土砂降りの雨が降り、
どうなることかと思いましたが、
開会前にはお日様が顔を出し、
無事開催することができました。


水鳥のための草刈りやゴミ拾い、砂浜づくりなど、
もうすぐやってくる渡り鳥たちのため、
多くの方が汗を流されました。

















このボランティア作業が終わるのを
待っていたかのように、
毎年多くの水鳥たちが水鳥公園にやってきます。

参加いただいた各企業の皆様、ありがとうごさいました。
水鳥たちに代わってお礼を申し上げます。

(ポタチャン)